YMS-イギリスワーホリ準備中

帰国とその理由について

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こんにちは

一か月半ぶりぐらいのブログです。
もうブログってより数か月ごとの備忘録って感じですね。


Twitterにはちょこちょこ書いておりますが、
この度帰国しました。


今のところイギリスで過ごした期間はわずか4か月です...

 

帰国に至るまでの経緯をつづっていこうと思います。

 

3月中旬に突然状況が一転する

それまでもバイト先のレストランの客足が徐々に減ってきたり、スーパーから品物が消えたりと前兆はあったのですが、3/16の首相の発表で状況が急にシビアになりました。

 

バーやクラブ、人の密集する場所には行かない、不要不急の外出は控えるようにという
他ヨーロッパ諸国に比べれば比較的緩めな規制ではあったのですが、その週の終わりには客足がほぼゼロになったバイト先レストランの休業も決まりました。

 

そして3/23には更なる発表がされスーパー等生活に必要な店以外は原則休業、エッセンシャルワーカー以外の出勤禁止等、かなり規制が厳しくなりました。

いわゆる今も続いているロックダウンです。

 

色々悩みましたが、3週間ほどイギリスのフラットで引きこもり生活を送った末、先週帰国した次第です。

 

自分が帰国した理由 ※結構ネガティブです。ご注意下さい

この状態で外国で生き残れる自信がまだない

私はイギリスがワーホリ1カ国目で英語力もまだまだひよっ子レベル、日本ではずっと実家暮らしだったという色々と脆い状態の人間です。
そんな私がもしコロったらどうなるか..と想像すると、罹患したとしても意思疎通もままならない場合が多い外国よりは、住み慣れた母国の方がまだ生き延びれる確率が高いのではないかと思いました。

 

アジア人差別がしんどい

それまでのイギリスで人種的な差別を受ける事は基本的にありませんでした。
しかし今回の事態になってから電車で向かい合わせになった人が私を見るなり口を自分の手で覆ったり(コロナ初期のころ)、街を歩いてるだけで人々の「うわアジア人が居るよ~」的な視線を感じるようになりました。
日本人親子が街を歩いてたら唾を吐きかけられたという悲しい話も知り合いから聞きました。
人とすれ違うたびに何か暴言を吐かれるのではないかと身構えたりして、ただでさえ非常事態なのにかなりのストレスでした。
普段は優しい人も居るんですけどね。

やはりみんな余裕が無くなってるんだと思います。

 

自分の部屋に長期間籠れる気がしなかった

私が借りてた部屋はシングルベッド一つと横幅1mぐらいの机がギリギリ入る程度の超ミニマムな部屋で、寝に帰るだけだったら問題ないレベルだったのですが、一日中籠るとなるとかなり厳しいものがありました。
加えてフラット内で騒音問題が発生しており、いくら注意しても改めない問題児フラットメイトの存在も決め手の一つとなりました。
逆にロックダウン生活になってから今まで交流がなかった他のフラットメイトとは仲が深まったりして、楽しい出来事もあったんですけどね。

 

細かくはもっといろいろありますが主にこんな感じです。

でも逆にイギリスならではのいい面にも気づくことができました。

 

良かった面

政府の対応が色々早い

ロックダウンの発表の後、すぐにその影響で仕事を休業せざるを得ない人は政府から給与の80%の支給を3か月間は補償するという発表がありました。
こういう告知が早めにされれば人々も必要以上にパニックにならずに済み、安心して家に籠れるので非常に合理的だな~と思いました。

(その頃日本ではお肉券だとかお魚券だとか騒がれててこの差やべぇな..って思ってました)

 

また政府だけではなく、人々も早いうちからお互いにかなりソーシャルディスタンスを意識したり、こんな状況下だからこそ悲観するだけではなく家でいかに楽しめるか工夫をしてる様子が見受けられました。

能動的に行動できる国民性の強さを見せられた気がします。

 

ちょいちょい粋な演出アリ

ロックダウンになった週から木曜夜にエッセンシャルワーカーに向けて拍手をしようという呼びかけがどこからか始まり、毎週夜8時になると外からワーッと拍手や歓声があがるようになりました。

日本ではまずないであろうその光景は外国に住んでることを実感させられて、ちょっと感動しました。
またイギリスの全ての家の住人に向けてボリス首相から「Stay at home」を呼びかける手紙が送られ、すごく良い試みだな~と思いました。

自分の家宛にダウニング街10番地から首相のサイン入りの手紙が来るなんて映画の中の出来事みたい..!とミーハーな私は思ってました(笑)

 

今後について

一応、自分の中では今回の帰国は一時帰国という位置づけで、状況が改善してビザの残存期間や金銭的に行けるようだったらもう一度渡英する事も考えています。

  

まだまだヨーロッパで行きたい所一杯あるし、他にもやり残したこと山ほどあるので(T_T)

今回の出来事でやりたいことは出来るうちにやっておく事の大切さを実感しました!

 

またロックダウン前の日々は結構何とな~く過ごしちゃってる節もあったので、

次渡英した際はせっかくの機会なんだからもっと環境を生かせるように、計画立てていければなと思っています。

 

今もイギリス在住の日本人の方、またこれから渡航をされる予定の方は沢山いると思います。

大変な世の中ですが、それぞれが自分にとってベストな選択をできるといいですね。